ちょっと前の記事ですが、今日の朝、youtubeで紹介されていた記事になります。
すごく面白いなと思ったのは、
現代のホワイトワーカーにとっては一日8時間労働でも長すぎるという点。
それは、「それは、機械化やIT化、通信インフラの発達によって人間に求められる仕事がどんどん高度に、スピーディになっているからです。(記事より引用)」。
特に弁護士業界は、労働時間が長い事務所が多い気がします。
僕が弁護士になったころは、東京の渉外系大手事務所は、「9時-5時勤務」が当たり前というのを聞いたことがあります。
一見、
9時-5時勤務なんてたいしたことないじゃないかと思います。
ただし、
この場合の5時は、夕方の5時(17時)ではなく、朝の5時のことを指しています。
労働時間は約19時間。多少の休憩や仮眠時間はあると思いますが、とんでもない労働時間ですね。
このような勤務をするとなると、職場のすぐ近くに住んでいたとしても、
睡眠時間は3時間くらいしかないことになります。
自分はそんな働き方はとてもできないなと思った記憶があります。
そういう働き方になる理由はしては、
・タイムチャージとして働いた分が報酬になること
・事務所を維持するための経費が多額で、弁護士1人あたりに求められる売上が高い
ということもあるのかと思います。
さすがに今は東京の大手事務所でも、そこまでやっていないかと思います。こうした働き方は、若くて体力があるときにだけできる働き方で、それで健康を害してしまっては何もなりません。
また、それだけ労働時間が長い中で、集中して仕事をするということはできないです。
集中して起案ができる時間などは、個人的には、一日せいぜい3~4時間くらいだと思います。
もちろん、これは私に集中力がないからだということもありますが、集中力を高めてその分、仕事をしたいと思っているので、長時間労働は避けたいと思ってます。
弁護士の労働時間を減らしていくためには、以下のような方法をとっていく必要がありますね。
・生産性の低い仕事をやめていく
・経費を減らしていく
・報酬をきちんともらえるようにする(単価を下げない)
少なくとも、労働時間の長さで売上を出していくというのは、今の時代のトレンドには合わないと思います。また、地方の事務所において、労働時間の長い事務所では弁護士の採用は難しくなると思います。
うちの事務所の弁護士の労働時間は、どんどん減らしていけるようにしていきたいです。
今日は、
ニュースを見ていて考えたことをつらつらと書かせていただきました。