ふくい総合法律事務所 所長ブログ

このブログは、福井県福井市にある法律事務所の所長弁護士である小前田が日々の業務や勉強の中で得た知識や経験をシェアするためのものです。

読書で大事なのは、『抽象的な言葉から自分がとるべき具体的なアクションを考えること』

久しぶりの投稿になります。ブログを書くことをサボっていましたが、今日から再開していきたいと思います。

 

最近は、コロナショックの影響で、ほとんど外出することが出来ないため、家では読書をするようにしています。

今は、10年くらい昔に読んでいて挫折したドラッカーの本を読み直しています。

 

本日は、

読書(主に名著と呼ばれるビジネス書の読書)をしていて大事だなと感じたことを投稿させていいただきます。

 

 

まず、読書において大事なことは、本を読むことは目的ではなく手段に過ぎないということです。本を読んだだけでは自分の仕事や生活はよくなりません。

時々、本を「何冊読んだ」と、読書した本の数の自慢をする人がいますが、どれだけの数の本を読んだかはあまり意味はなく、読書によって自分の行動や考え方をアップデートしてはじめて意味があります。

 

そのため、読書するにあたっては、自分が読書する本から得たい結果や目的に合わせて本を読み進め、自分がとるべき具体的なアクションを考え、実行していくことが大事になります。

 

えてして名著と呼ばれるような本については、物事の基礎や原理原則を述べていることが多く、それゆえ抽象的な言葉が多いです。そのままでは自分が具体的に何をしていいのかわからないということが多くあります。また、時代背景が違っていてそのままでは使えない具体的なアクションが記載されていることもあります。

 

 

そのへんが名著と呼ばれる本が難解な理由だと思います。

 

しかし、名著と呼ばれる本で述べられている抽象的な言葉というのは、時代によって変わることのない普遍的な原理、原則を述べているため、いつの時代においても私達に気づきときっかけを与えてくれます。

こうした気付きときっかけを得るためには、本の抽象的な言葉を読んで終わりにするのではなく、本で述べる作者の考え方や背景を理解し、そこから自分がとるべき具体的なアクションを考えることが大事になります。こうしたことをしてはじめて自分の仕事や生活がよくなっていきます。

 

そのためには、読書をするときには、単に本を読む時間だけではなく、自分がとるべき具体的なアクションを考える時間をとることも大事になります。

 

私も、本を読む時は、PCで具体的なアクションのリストや考えたことのメモを作りながら、本を読み進めていきます。

考えるべき言葉に出会ったときは、読書を止めて、PCに考えたことをいろいろ書き出しをしていくようにしています。

 

名著と呼ばれる本を読む時は、どうしても読むのに時間がかかります。それに加えて考える時間も追加すると読書の時間も長くかかってしまいます。

しかし、本を単に早く読むことに意味はありません。時間をかけてもよいので、考える時間をとってはじめて自分の考え方や行動が変わっていきます。

 

結論としてお伝えしたいことは、読書においては、本は読むだけで満足せずに、抽象的な言葉から自分なりの具体的なアクションにつなげていくというのが非常に重要ということになります。