最近、読んだ本で、「拡大の不経済」という記載がありました。「拡大の不経済」とは、事務所や会社の規模が拡大していくことで、調整コストや管理コストが増え、むしろ利益が得にくくなるということ。それに対応していかないという指摘がありました。とても実感がありました。
個人事務所であれば来た事件や仕事をひたすら処理していけばよいです。ただし、事務所の規模が拡大していくにつれて、それだけではどんどん利益が減っていきます。
そのため、社長は売れる仕組みを作ることや戦略を立てるといった経営のことをやることが大事になります。
「目の前の仕事に飛びついてばかりでは駄目」。
これを最近、自分に言い聞かせています。
経営者は、目の前の仕事をやるだけでなく、売れる仕組みを作ることや戦略を立てるといった経営の時間をとることが大事。
最近自分でやっていることとしては、毎日、経営のことをやる時間をとって、経営の課題をこなす時間を作ること。
そうして確保した時間はアポと同じように扱って他の予定を入れないようにブロックしています。そうしないと目の前の仕事に忙殺されてしまって、忙しいだけで、利益が残らない事務所になってしまいます。
今日は最近実践している、『経営者は、毎日、経営のことをやる時間をとることが大事』ということを書かせてもらいました。