ふくい総合法律事務所 所長ブログ

このブログは、福井県福井市にある法律事務所の所長弁護士である小前田が日々の業務や勉強の中で得た知識や経験をシェアするためのものです。

重たいタスクは分解することが大事

 

f:id:k0ma8da:20200727114600j:plain


弁護士の仕事をしていると重たいタスクが発生することがあります。

 

ここでいう重たいタスクとは、準備書面の作成や訴状の作成などの、ちょっと作業すれば済むような作業ではなく、通常、完成まで数日以上かかるタスクのことです。

 

今日は、重たいタスクは分解していくことが大事という話をさせていただきます。

 

こうした重いたいタスクをいかにして順調にこなしていくかということが、弁護士の業務をしていくにあたっては重要になります。やっていないタスクが溜まってくると、「あれをやっていない」「これをやっていない」という雑念が他の仕事をしながらでも湧いてくるため、非常にストレスになります。

 

そのため、弁護士の仕事においては、このような重たいタスクを溜めないことが大事になります。

 

ただ、えてしてこういう重たいタスクはなかなか手をつけられないことが多いと思います。

 

その理由としては、仕事が大きくて、やるべきことが見えておらず、どうしても後回しになってしまいがちだからです。

 

そこで、私の場合は、なにか重たいタスクが発生した場合、グーグルキープに重いたい仕事をタイトルにいれて、仕事を分解し、必要な細かいタスクを書き出していくということをしています。

例えば、裁判の期日で、次回期日の1週間前に書面を提出することになったとします。

 

その場合に、グーグルキープに

「●●さん準備書面提出 ●月●日まで」

□アウトライン作成(仕事の内容・目的等)

□本人と打ち合わせのアポを入れる

□持ってきてもらう資料を確認・連絡

□本人に方針等の確認

□ブレスト

□目次・小見出し作成

□本文作成

・・・

のように記入していきます。そして、細かい一個一個タスクを処理していくようにします。

終わった仕事はアーカイブします。

 

 

仕事を分解していくコツとしては、そのタスクをやることに迷いが生じないくらいまでに、仕事を分解していくことです。

そこまで、細かく分解ができていれば、迷うことなく、一個一個のタスクの実行ができるからです。タスクが後回しになるのはやることがわかっていないからで、やることがわかっていることはすぐに実行できるため、仕事が進んで行くことになります。

 

どういうふうに分解していくかもわからないときは、

なにかのタスク管理に関する本に書いてあった本ですが、2等分法というので考えると仕事の分解ができるかと思います。

 

※ネットで調べたらこのような方法のようです。

hochebirne.hatenablog.com

 

私の場合は、仕事ごとのある程度のフォーマットが決まっているので、あまり分解の方法には悩まないですが、初めての仕事のときにはこのような方法も使います。

 

また、仕事を進めていけば、必要なタスクが増えていったり、変更がされたりしますので、そのたびにグーグルキープのデータを修正していきます。

 

 

今日は、重たいタスクは分解していくことが大事という話をさせていただきました。