最近は、家にいることも多く、本を読む時間も出来てきたので、最近読んだ本の紹介なども、このブログでさせていただけたらと思います。
コロナショック後の世界においては、これまでとは違った新しい取り組みをしていかないと企業は生き残っていけないというのは、経営者はみなさん自覚しているところだと思います。
そのためにやるべきことの
ヒントがいろいろ書かれている本でした。
著者の神田昌典さんは、今年の2月にも福井に講演に来ていて、私も参加させてもらいました。新刊が出ていたので、早速読ませてもらいました。
印象に残った部分を一つだけ紹介します。
それは、スマートウォッチやスマートスピーカーなどの新しいツールを経営者は次々と使うべきという主張です。
経営者が、スマートウォッチやスマートスピーカーといったものを持ちたいと思う理由はないかと思います。私も実際、必要性をほとんど感じてなくて、スマートウォッチやスマートスピーカーは持っていません。
ただし、
著者は、事業承継が上手くいっている60代の経営者が共通して身につけていたもの、それがアップルウォッチであった。それは単なる偶然ではないと述べています。
その理由として、
『中小企業が廃業する理由の多くは「 後継者不在」 だが、本当に人がいないのではない。 後継者 が 見つからないのは、 先代経営者 が新たな考えや変革を嫌うからだ。』
『リーダーが未来のテクノロジーに好奇心を持たなくなった組織は、急速に衰えてしまう。』
『マインドの高齢化を防ぎたいなら、スマートテクノロジーをひとつ取り入れること だ。 意識 の 変革 は、身 につけるものを変えることから 始まる のである。』
と述べ、
スマートウォッチやスマートスピーカーなどの新しいツールを経営者は次々と使うべきという主張しています。
著者が言いたいのは経営者は未来のテクノロジーに興味を持ってどんどん使っていくべきだということであり、スマートウォッチやスマートスピーカーを必ず持たなくてはいけないということではないと思います。
ただし、身につけるものを変えるのが、てっとり速く新しいテクノロジーを取り入れるためにはよいしそれが経営者の意識の改革につながり、新しい発想が出てくるというのは確かにそうだなと思いました。
最近自分でも、新しい分野の学びをするのが面倒だと感じることがあったので、この点は反省しました。
今後は、積極的に新しいツールを使っていくことで新しい発想を得るということはやっていきたいです。